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by Katsu-Nakaji

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阪大教授の森下竜一氏が立ち上げた創薬ベンチャー・アンジェスMGが、国際初となる遺伝子治療薬「コラテジェン」の製造販売承認申請をこのほど行いました。

この薬は、動脈硬化などで血管が狭くなり血が流れにくくなる末梢性血管疾患(閉塞性動脈硬化症、バージャー病)や虚血性心疾患を治すもので、具体的には、肝細胞増殖因子(HGF)というものを作る遺伝子を、血が通わなくなっている部位に投与してHGF蛋白質をつくり、それにより血管を新しくつくってしまうのです。

昨年の第III相臨床試験の好結果が承認申請につながりました。

森下教授には今から5-6年前にインタビューしたことがあったのですが、その時に「2010年には実際に遺伝子治療薬が出てきますよ」と予想されてました。半信半疑だったのですが、どうやら現実になりそうです。

HGFは糖尿病による末梢血管・神経障害や移植しか治療方法のない劇症肝炎、さらには認知症にも有効だとの研究成果がでています。いったん虚血性心疾患薬として承認を受ければ、他の用途のついての承認は比較的短時間に行われることが期待されます。患者さんにとっては朗報でしょう。
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by Katsu-Nakaji | 2008-04-04 14:14 | バイオニュース | Comments(0)