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気になるバイオニュース、ちょっとマニアックな鉄道模型、心に滲みる酒場、まだバックパッカーという言葉が輝いていた時代の旅の話を中心に、徒然なるままに…


by Katsu-Nakaji

9400型、台枠とイコライザーの表現 (2)

出来上がった台枠とイコライザーを切り離して、動輪間の本当の台枠に貼付けたところです。

厚みもなく貼りぼて的です。「インチキだぁ」と言われればその通りですが、何にもないより、ごちゃごちゃしていて本物っぽいのでは?

ところで「本物っぽい」でどーいうことなんでしょうねぇ〜。

その昔、TMS誌上ではレイアウトを「舞台」、車両を「役者」と言うように、鉄道模型を演劇に例える風潮がありました(今でもあるかもしれません)。その意味するところを、当時もわかっていたつもりだったのですが、それでも「1/80光線銃」(長らく16番ゲージャーでした)があればいいなぁ〜と思っていたものです。

でも、もし今そんな銃があっても欲しくないでしょうね。実物を単に1/80なり1/87、あるいは1/150にした車両や建物、そして風景は単に実物を縮小したもの過ぎず、その魅力も同じ縮尺で小さくなってしまいますから。実物は実物の大きさで見るのが最高です。

一方、模型は実物の魅力をギュッと凝縮した、設計図から起こしたイラストよりも、むしろ似顔絵を描く感じで作りたいものです。非常に難しいですが、強調と省略、しかもスケールモデルからは逸脱しない模型作り―これも昔からTMSで幾度となく言われてことですけど―をしたいもんです。そんな模型が作れたら、実物を忠実に縮尺した模型より、はるかにカッチョよく本物っぽく見えること請け合いです。


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by Katsu-Nakaji | 2008-09-28 23:06 | 12ミリ国鉄9400型 | Comments(0)