ギアボックスができたので、あとはモーターを取り付ければいいのですが、ここでもまた問題が…。モーター(マシマの1620)の軸は2ミリ径なのに対し,ウォームギアの軸穴は1.5ミリで、そのままではモーター軸にウォームを装着できないのです。対策としてはウォームの軸穴をドリルで広げることも検討したのですが無理だと判明、最終的に1.5ミリのシャフトに内径1.5ミリ、外径2ミリのパイプをかぶせ、内径2ミリのパイプでモーターとつなぐーーという方法に決定しました。パイプを重ねて回転にフレが出る懸念もありましたが、銀座の天賞堂で、今はやりのコアレスモーター対策用の内径1.5ミリ、外径2ミリのスリーブを見つけたので、パイプ使用はつなぎの一か所となりました。モーターの軸とスリーブをはめたシャフトをそれぞれモーターツールのダイヤモンドカッターで切断、つなぎ合わせましたが心配したフレもなく、一安心。悩んだ割には意外にあっさり出来てしまいました。
出来上がったモーターをギアボックスに装着、パワーパックから直接リード線をワニ口クリップモーターにつなぎパワーオン!初めは「うーん、なんか勢いがないなぁ〜、回転も渋いし」状態だったんですが、モーターのブラシ圧や軸受け、ロッド穴を再調整した結果見事にシャカシャカと線路の上を動いてくれました。初体験の動輪可動、関節式サイドロッド、それにギアーボックスと懸案事項をクリアーし、「蒸気機関車って作れるもんだなぁ」と、しばし感慨に…。でもまだ先は長い。次の大物はシリンダーブロックとメインロッド、それにフロントデッキまわりです。