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気になるバイオニュース、ちょっとマニアックな鉄道模型、心に滲みる酒場、まだバックパッカーという言葉が輝いていた時代の旅の話を中心に、徒然なるままに…


by Katsu-Nakaji

D&RGW C-25 by Westside Model/Nakamuraの車高を下げる

中村精密製のC-25は、日本製ブラスHOn3輸出モデルの中でもトップクラスの品質ではないかと思いますが、いかんせん、かつて古い「とれいん」誌で松本謙一氏が「あまり似ていない」と評したように、車高が高すぎます。



実物

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下回りを見ると、動輪可動用のスプリングが軸箱を下にグッと押さえつけており、これで車高が高くなっているのがわかります。で、車高を下げるため、これらを全部取り去って軸箱を上限に合わせることに。これで1ミリ程度低くなります。軸可動ではなくなってしまいますが、元々このスプリングは硬く殆どしならないので、可動の役目を果たしていない事からあっさり捨てることに。

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しかし単にスプリングを抜き去って1ミリも車高を下げると、横から見た時に分厚い軸箱押さえ板で動輪がほぼ隠れてしまいます。そこで、押さえ板を0.3ミリステンレス板から新製しました。スプリングを押さえ付ける役割はいらなくなるので、この程度の厚さで大丈夫かと。ステンレス板を切る糸ノコ刃は、バローべよりアンテロープの方が切れ止まないようです。ヤスリにしても、バローべの切れ止みは早いような…
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仮に動輪を嵌めてみたところ。当然の事ながら、軸箱と押さえ板との間に約1ミリの隙間ができてますね。
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この隙間は、軸箱側に1ミリ角線を接着して埋めました。力が掛かる部分ではないので、位置極めの難しい半田付けはやめ。
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工作終了。スクラッチの合間の気軽な1日リフレッシュ作業で、実物に似てない子が「瓜二つ」に変身しました。
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by Katsu-Nakaji | 2021-03-15 15:10 | 10.5ミリゲージ | Comments(0)