南軽516号、火室、灰箱
2014年 04月 07日
ベースは1ミリ真鍮板で、それに0.2ミリ燐青銅板にリベットを打った火室部を巻き付けるように被せ、その後、1ミリ真鍮板を楔形に削った灰の取出口をハンダ付けします。取出口の蓋は0.2ミリ燐青銅板で、それに0.3ミリ真鍮線を両面削った帯板と同真鍮線を組み合わせたヒンジを接着剤で付けました。
取出口の右に見えるL型の部品は従台車を支えるアーム。0.5ミリ真鍮板を1.5ミリ幅に切り出した2つの板を0.3ミリ真鍮線でかしめた後に曲げてます。
出来上がった部品は、台枠ではなくキャブ床板に、今流行のメタルロックで貼り付けました。硬化前ならはみ出た部分をティッシュで拭き取れるので、一般のエポキシより使いやすいようです。ただ、実際の接着力はどうでしょうか。まだわかりません。
ところで、前出の従台車支持アーム(こんな言い方でいい?)を図面で検討している時にはたと気付きました。「従台車の支点はこの低い位置(アーム下側2つのリベットの中間くらい)になければならん」と。と言う訳で、いままで動輪押さえ板の上側にビス止めしていた従台車を、下側に止めるよう変更しました。従台車をひっくり返して付けることになるため、新しく上側になる方へ復元バネ受けを付け直し、カプラーの高さを調整する真鍮片をハンダ付けしました。
もうお気づきかもしれませんが、床下にはリアーエンドビームが付いてます。3ミリx5.5ミリの1ミリ厚真鍮板で、150Rの曲線まで通過できるよう、カプラー部は大きく開いています。実物はこんな下まで延びてないのですが、カプラーポケットの厚みとの関係で3ミリとしました。
さてこれで下回りの工作は、キャブのステップや床板から延びるパイピング(これらは上回りと同時に作る)を除き終了。先に作ったバルブロッド類は、塗装後の最終組立時に取り付ける予定です。
なるほど、勉強になります。ありがとうございます。