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気になるバイオニュース、ちょっとマニアックな鉄道模型、心に滲みる酒場、まだバックパッカーという言葉が輝いていた時代の旅の話を中心に、徒然なるままに…


by Katsu-Nakaji

9400型、キャブ内装(6)

写真中央の圧力計は直径3ミリのパイプと2ミリ真鍮棒の組み合わせ。根元のカラーはドリルレースで削り出しました。台座は0.3ミリ真鍮板です。
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バックプレートに付く機器はこれでおしまい。次に火室後部に取り付ける、蒸気分配箱を作りました。

箱本体は、3x6ミリ平角棒を4.5x2x1.5ミリに削ったもの。その長手方向の面に0.5ミリ穴を1.5ミリ間隔で3つ開け、そこに別途作ったバルブを差し込み固定しました。

箱上側の元締めバルブは2ミリ棒から削り、その上部に糸鋸で切れ込みを入れ、そこに0.3ミリ真鍮線を埋め込みハンドルとしました。
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バルブは小さかったです。今の自分の持っている工作力と工具では、これ以上は無理。「ロストパーツを使えばいいじゃん」ーその通りです。でもこういった寸法的にもあまりシビアでない小物を作るのは楽しく、完成すると、出来上がりが少々残念でもいつまでも、あっちの角度、こっちの角度から見つめてしまいます。そして酒の美味いこと。作り方は初めてイラストにしてみました。

まず、ハンドルです。始めに0.1ミリ燐青銅板に0.3ミリを穴を開け、0.8x1.0ミリパイプから切り出したリングを、その穴が中心にくるように被せ半田付けしたあとで、外形を整えました。
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バルブ本体は0.5x0.8ミリパイプと0.5ミリ真鍮線の組み合わせ。真鍮線の先は0.3ミリまで細くしておき、そこに作っておいたハンドルを差し込みます。先端はカップカッターで丸くしてあります。こうして出来たバルブを分配箱に取り付けた後で、0.5x0.8ミリパイプを輪切りにした、パイピングとのジョイントナットを半田付けしました。
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by Katsu-Nakaji | 2011-07-02 14:53 | 12ミリ国鉄9400型 | Comments(0)