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気になるバイオニュース、ちょっとマニアックな鉄道模型、心に滲みる酒場、まだバックパッカーという言葉が輝いていた時代の旅の話を中心に、徒然なるままに…


by Katsu-Nakaji

9400型、コンプレッサー回り

砂撒管のあとは、パイピングのハイライトとも言えるコンプレッサー回りです。

コンプレッサーとその右上に付く調圧器はエコーの小型蒸機用空制化パーツ。コンプレッサーには、米カルスケール社製のコンプレッサーに付属していたボイラー取り付け用パーツをハンダ付けしておきます。

調圧器を通ってキャブに伸びる蒸気管は0.5ミリ真鍮線に細く切って鈍した0.08ミリ厚の真鍮箔を巻き付けたもの。コンプレッサー左のチリコシも同パーツで、これも0.5ミリ線でつながってます。

これらの管を取り付けた後、コンプレッサーをボイラーにハンダで固定しました。コンプレッサーをボイラー付けた後でやろうとすると、ハンダ鏝が入らなくなりますから。

エアータンクの外側にくねくね付いてる放熱管の線径は0.4ミリにするか0.5ミリにするか迷いましたが、ここも0.5ミリにしました。

曲げ方は、木板に虫ピンを打ち込み、それをガイドにドライバーでぐいっとやります。その後で管と管の間に0.6ミリ厚の真鍮板を挟んでヤットコでギュッと押さえて、曲がりの間隔を一定に整えました。

実物では、放熱管の曲がり具合は管と管が平行になっているのではなく、シリンダーに向かって緩やかに傾いているとされてます。でも、模型であまりそれを意識して曲げると却って見苦しくなるので、平行に近くていいと思います。

管支えは、0.7x0.2の真鍮帯板を鈍して管を挟み、先端の厚みが0.5ミリ程度のドライバーで隙間を押さえつけて整形しランボードにハンダ付け。シリンダー右端面中心のパイプに逆の傾斜を作らぬよう上手く差し込めるようにするのが難しく、放熱管部分は3回作り直しました。

あと、ハンドレールは0.4ミリの洋白線です。

9400に使っている線径は、1/87にしては若干太いかなぁとも思いますが、その方が蒸気機関車の力強さを表現できると思っています。衝撃にも強いでしょう。市販されている1/87スケールの蒸機パイピングは一回り細く、このスケールの持つ繊細さを表してはいますが、自分には何か迫って来るものが感じられません。また、模型店のショーウインドウには、何十万円という値札を付けながらパイピングの一部がクニャっと曲がっている塗装済完成品もあったりして、「商品としていかがなものか」と思ってしまいます。

さて、機関車左側の主要なパイピングとしては排気管が残っていますが、その先っちょにつく気水分離器をボイラーへどう付けようかで行き詰まっており、手が進んでません。

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by Katsu-Nakaji | 2010-03-07 02:14 | 12ミリ国鉄9400型 | Comments(0)