9400型、砂撒き管取り付け
2010年 02月 07日
ただ、取り付ける前に、砂撒き操作レバーの溝をドームに彫っておなかくてはなりません。この溝がくせもので、糸鋸で彫ると、それなりの深さにするとどうしてもかなり長い溝ができてしまいます。
解決策としては、溝を彫り込んだ後で余分な部分をハンダで埋めることにしたのですが、出来上がっているドームに傷を付ける決心をつけるまで、2−3日かかりました。
しかしそのままでは先に進めないので、意を決して糸鋸を当て、そうなると後には引けないのでとにかく溝を彫りました。さて余分な部分をハンダで埋めなければなりません。どうしよう。ただハンダ鏝を当てただけでは溝が全て埋まってしまうのは火を見るより明らか。で、結局得意の油粘土を使う事に。
つまり、先ず油粘土で溝を埋めてしまいハンダを流すところだけ粘土をほじくってしまう作戦です。
これは大正解で、不要なところにはハンダが流れず、最後に時計ドライバーの先で溝をキュッツキュッツと押さえてやれば、かっちりした溝が出来上がります。なお、溝の中間地点にはレバーの足を押し込む0.4ミリの穴を開けてあります。
溝が彫れたら、砂撒き管の取り付けです。
ここのポイントは、いかに他の部分のハンダを溶かさずに取り付けるかです。悩みました。ドームがムクなので、油粘土でカバーしてもハンダでカーブを作った裾、ドームの蓋が取れてしまう危険があるからです。
で、あまり好きではないのですが、ここは低温ハンダのお世話になりました。
すったもんだしたあげく、写真のごとく付いたのですが、その間にドームの蓋が取れ(ここも低温ハンダを使ってたのを忘れてた!)、最終的に蓋を作り直すはめに。まぁそのおかげで、若干いびつだった蓋を修正することができたので、良かったと言えば良かったですね。
第3、第4動輪間に入る砂撒き管は非常に目立ち省略する訳にはいかないので、カーブの部分は真鍮線を鈍まして曲げてあります。この時にまた失敗。砂撒き管は線路ぎりぎりまでこなければだめなのに、短く切りすぎてしまったのです。さてどうしよう。「見えにくいところで極細パイプでつなごうか」と思ったのですが、試しに足りない部分を、真鍮線をいも付けしてみたら結構いけてしまいました。取れたら、またハンダ付けすることにしましょう。