メインロッドは1.2ミリ厚の洋白板から切り出し外径を整え、
0.5ミリ厚程度の真鍮板の端切れに半田付けして、各部を削っていきました。
ビッグエンド部の段差も別板を貼り付けるのではなく削り出しです。表側が終われば、一旦半田を外し裏返してまた板に半田付けして削ります。
今回、試しに片方だけコッター取り付けに上下穴を貫通させてみました。半田付けは下側だけで良いなど、こうする事でコッター(0.4ミリ洋白線)の埋め込みの手間を半分以下にできます。
油壺は、0.3ミリステンレス線に外径0.5ミリの精密パイプを被せたもの。実物写真によると、結構背が高いです。
スモールエンド部の裏側は、ロッドピンとサイドロッドが干渉しないように削ってます。
メインロッドはこれで終了です。
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by Katsu-Nakaji
| 2024-03-15 00:50
| 12ミリ蒸機7270
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このところじっくり工作する環境にないので、16番蒸機ジャンクのレストアでもと宮沢のD60を引っ張り出しました。この製品の最大の欠点は幅広の従台車で、しかも少し後ろ寄りに付いてます。このためキャブ周りの引き締まった感じが無くなり、アルマイトの弁当箱(古いっすか)を引きずった様相を呈してます。また、何となく重厚感に欠けるのはやや腰高のためと思われます。まぁ16番は雰囲気重視なのでスタイルブックに当たった訳では在りませんけど…。
という訳で先ず従台車を三枚におろし、分厚い枠を薄く削るなどして幅詰めです。ただ詰め幅は2ミリくらいが限度で、それ以上やると従輪が回らなくなります。再組み立ての際には、ワッシャで従輪の左右動を殺して曲線通過時の回転を確保しました。
コンビネーションレバーは、バルブスピンドルガイドの幅を広げて下まで入り込むようにしました。ラジアスロッドが下がりすぎなのは、モーションプレートが下過ぎるせいでもあるので、モーションプレートの台枠への取り付け部に真鍮片を噛ませてランニングボードと接触する程度までかさ上げしました。実物もそうなってます。
上回りはロストを使ったティテイルアップは全く考えてないのですが、質感を高めるような修正の一環としてドームを削り直しました。結果は「前よりまし」程度ですか。言い忘れましたが、従台車の取り付け位置は2.5ミリほど前方に寄せてあります。取り付け穴の開け直しは当然として、あちこち削って何とか収めました。
地に這う感じが出て、カッコ良くなったと思います。ブレーキシューを取付ければさらに重量感が増すでしょう。
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by Katsu-Nakaji
| 2024-02-08 01:21
| 16番宮沢D60
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当初はヘッドライトをサンフラワー型にするつもりでしたが、古典と現代がミックスしたこの個体の特色を残すために、ライトをオリジナルパーツの大型角型を使用する事に。というわけで、2024年最初の工作はオーバースケールの、特に高さが煙突を越えてしまうかのようなロストパーツの高さを縮めるぶった切りです。
この後は、平ヤスリ大で切り取った切り口の両面を平になるように削り再接合。力がかかる部分では無いので、接合には位置極めがしやすいエポキシを使いました。
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by Katsu-Nakaji
| 2024-01-09 00:06
| 10.5ミリゲージ
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モーターは、万世橋で購入していたやつのストックが無くなったので、中国サイトから同型のものを購入しました。個人的にはこれが一番汎用性が高いと思っています。
台枠との取り付けは、初めはシリコンの直付けのつもりだったのですが、台枠後部の幅が極端に狭くなっているので、取り付け板で支持する一般的な方法にしました。
材料は1ミリ厚の真鍮板です。台枠に直接半田付けしました。
軸を通すスリットを切るのと同時に、中央の軸受けの逃げも切り抜いてしまいました。この方が工作の工程が短くなります。モーターの取り付けはビス1ヶ所です。
写真には写ってませんが、モーターへの給電は、モーターのラグ板の片方を直接ドローバーを止めているナットに、もう片方はモーターに接触させてリード線を廃しました。結果は上々で、またカツミの下回りが良く出来ているのか、非常にスローが効きます。
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by Katsu-Nakaji
| 2023-12-18 00:15
| 16番カツミC58
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先ずはシリンダー後蓋にパーツを半田付け。
この後、クロスヘッドガイドを、ピストンロッドと平行かつ適正な間隔で半田付けする方法に悩み、工作はしばし中断しました。結局、クロスヘッドを治具にする事にし、クロスヘッドをクロスヘッドガイドに鈍した真鍮線で巻きつけ、木の台に1ミリの穴を掘り込みそこにピストンロッドを差し込み位置決めしました。
左右各数回の失敗の後、半田付け終了。
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by Katsu-Nakaji
| 2023-11-27 00:15
| 12ミリ蒸機7270
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