車輪関係が一段落したら、テンダーの製作に移りました。ここでの難関はなんつっても沢山並ぶリベットと、後ろに広がっている、背面コーナーの処理です。リベットがきれいに出るように、材料は0.2ミリの燐青銅板。写真のように打ち出して、外形を切り出しましたーーなんて書くとものすごくうまく行ったようなのですが、その前に既にリベット打ちを二枚失敗、三度めの正直で打ち終えました。理由は自作の打ち出し器の精度が悪かったこと。打ち出し器は止め、ケガキ針をドリルにくわえてグリグリ押し出す方法に変更。始めは調子がつかめなかったものの、何とか終わりました。しかしここにも大きな落とし穴が隠されていたのです。(「テンダーをつくる2」へ続く)