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気になるバイオニュース、ちょっとマニアックな鉄道模型、心に滲みる酒場、まだバックパッカーという言葉が輝いていた時代の旅の話を中心に、徒然なるままに…


by Katsu-Nakaji

南軽516号、クロスヘッド(1)

この週末で、クロスヘッドの大部分が出来上がりました。自分としては異例のスピードで、勝因(?)は作り直しが無かったことでしょう。と、言っても、これ自体が作り直しなんですけどね。今回は写真撮りと併行して工作したので、すこし詳しく…。

先ず、0.5ミリ厚ステンレス板からクロスヘッド表板を横3ミリ、縦3.5ミリに切り出し、下側隅に0.8ミリのロッドピン穴、上辺にリベット埋め込み用の0.3ミリ穴を開け、外形を整えます。
南軽516号、クロスヘッド(1)_d0101131_23144115.jpg



次に、幅0.5ミリ、厚さ0.3ミリの表板に、本体に開けた穴と等間隔に0.3ミリの穴を開けます。
南軽516号、クロスヘッド(1)_d0101131_23161239.jpg


その帯板をクロスヘッド上辺から1.1ミリの位置にハンダ付け、はみ出た帯板を切ります。写真ではもう下の右端にリベットが埋められています。
南軽516号、クロスヘッド(1)_d0101131_23192090.jpg

南軽516号、クロスヘッド(1)_d0101131_23213868.jpg


さてリベットの埋め込みですが、上の列は、裏側に付く0.6x0.6洋白角線を実際にカシメしめています。この角線はハンダ付け後、厚みを0.5ミリに削りました。リベットも含め、この部分のハンダ付けはバーナーを使ってます。

表はこんな感じ。上下段リベットの間にスライドバーがきます。
南軽516号、クロスヘッド(1)_d0101131_2339138.jpg


この角度にすると、全体の構造がわかります。
南軽516号、クロスヘッド(1)_d0101131_23395669.jpg


裏側です。下段のリベットは貫通させ、スライドバーの通り道を形成しています。
南軽516号、クロスヘッド(1)_d0101131_23412558.jpg


あとはピストン棒を付け、ロッドピンを作りメインロッドを接続させればクロスヘッドの完成です。

(写真をクリックすると大きくなります)
by Katsu-Nakaji | 2013-01-06 23:48 | 9ミリナロー:南軽516号 | Comments(0)