バリキットのレストア(2)
2011年 02月 14日
車体に関しては、とにかく嵌め合いをきちんとすることだけが仕事です。でも全ての部分をきちんと合わせることは不可能なので、そこそこで妥協せざるをえないのですが…。煙室扉は、中心のボスの周辺の肉を薄くしておかないと、ぴったりとボイラーに密着しません。
接着剤除去作業中に、サイドタンクの上面が荒れてしまったので、0.1ミリ以下の真鍮薄板でカバーしました。スティームドームの後ろには安全弁を装着。今回唯一とも言えるディテイル工作でした。台座は直径5ミリのプラ棒をドリルレースでやや細くしスカート部をつけたもの。安全弁本体は2ミリ真鍮棒をドリルレースで1ミリ程度に整形、レバーは0.2ミリ燐青銅板からの切り出しです。安全弁に挟まれたスプリングは0.5ミリドリルに0.3ミリ真鍮線を鈍して巻き付けて作りました。安全弁がちょっと太かったかなぁーとも思ったのですが、肉厚の車体にはこれくらいがバランスがとれているようです。
前から見ても、大きく歪んだり、傾いたりしてないみたいですね。
あとは、給水ハッチと手すりを付けて、次は塗装です。
by Katsu-Nakaji
| 2011-02-14 00:39
| バリキット、レストア
|
Comments(0)